2024.01
「心の成長」
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年は全学年揃って行事を行う事ができたり、給食を友達と一緒に食べる事ができたりとコロナ前の日常が戻ってきた1年でしたね。
冬休みが終わり、三学期が始まります。三学期ものびのびと沢山の経験をできるようにしていきたいです。
さて、年長組である会話が聞こえてきました。部屋に飾ってあるK君の『山の主の絵』をじーっと眺めていたHくん。
「Rくん。あのK君の山の主の目ってどれだと思う?」
「俺はね、上の方にある2つのやつだと思う。」
「そうか~。俺は下の2つだと思うんだよね。」
この何気ない会話を聞いていて私は嬉しい気持ちになりました。
H君は疑問に思って聞いただけかもしれません。ですが、相手の考えや感じ方、気持ちが自分とは違う事を受け止めたり、考える事ができなければこの言葉の投げかけは出てこないのではないかなと思います。また、みんなそれぞれ違っておもしろい!ことを感じ始めているのかなと子ども達の様子をみていると感じます。
年長組ではこの1年間グループ活動で話し合いをしたり協力して一つのものを作り上げる活動を多くしてきました。
その中で友達に意見を伝えたり、共感したり、時には自分とは意見が異なっていても受け止めようとしたり・・・・
そのたびに自分の心の中で葛藤し乗り越えてきた子どもたち。
心は目にはみえないけど、一緒に過ごしていると優しさ、共感力、おもいやり、子供達からたくさんもらっているように感じます。
これからも日々の会話や発言を大切に共に過ごしていきたいです。
( S . T )