「4人の妖精」
ここ最近、年長組には歯が抜けた!グラグラしてる!と教えてくれる子どもが増えてきました。その中で子どもからこんな話を聞きましたよ。
「はがぬけたら、ははまくらのしたにいれるんだよ。」「そうそう!」
「そしたら、ようせいがコインをくれるんだよ♪」
私の頭の中は???子ども達が作った話??? この話には続きがありまして…。
「4にんのようせいがはをもっていって、そのはでおしろをつくるんだよ。」
「おしろができるまで、はをもらうんだよ。」
「でもね、よなかまでおきてたら、コインはもらえないよ。」
私はその話が気になり、調べると…それは、海外の言い伝え「トゥース・フェアリー」と呼ばれる歯の妖精の話でした。海外では子ども達に歯磨きの習慣や歯の大切さを伝えているようです。私が子どもの時は「丈夫な歯になーれ」と言い ながら、下の歯が抜けたら上に投げ、上の歯が抜けたら下に落としていました。どの国でも子どものことを想い伝承していますね。今は日本も「4人の妖精」が主流になっているのかも…。グローバル化!ですね。
私は、今まで歯が抜けた子どもに「おめでとう♪大人の歯が生えてくるね。」と何気ない言葉を返していましたが子ども達にとってみれば…初めて歯が抜ける!なんてこと!の心情ですよね。この世に生まれて約半年で歯が生え、大人たちは喜び(本人はいたって違和感なのでしょうが)、また幼児期に抜け…。
子ども達にその時の気持ちは? 抜けた子、抜けていない子に聞いてみました。
「なんかへんなきもち」「ドキドキする」「いたい?かな」だそうです。
せっかく歯が生えたのに何でまた歯が抜けるんだろう? 子ども達に聞いてみると…。
Aくん「あごがつよくないからじゃない?」つまり…顎が強くなるために歯が抜け変わるということなのではないか。ここまで考えられるなんて!凄いなぁ…感動です。
顎を強くするため(成長のため)には食べ物が大事だね。どんな食べ物が良いのかな?猫や魚は歯が抜けるのか?鯉の歯はここにあるよ。抜けたところはよく磨くんだよ…等々。みんなで色々な話をすることができ、私もワクワクしながらこの時間を過ごしました。それと同時に子ども達の考えや思いがこんなにもしっかりとしていることに成長を感じました。これからも沢山、話を聞かせてくださいね。