「つながり」
11月は「玉ねぎ植え」が参観日に併せて行われました。
今、地域(広島ハイツ団地)の方々が、こども園の畑を手伝ってくれています。
畑造りの知識豊富な地域の方々が、園児の植える玉ねぎやさつまいもの収穫のために、
手伝いを名乗りでてくださいました。これからも、子ども達が楽しく幸せであってほしいと願う
地域のみなさんと、こども園の「つながり」を大切にしたいと思います。
収穫の時はきっと、子ども達の思いと、地域の方々の優しさが詰まった、立派な玉ねぎができることでしょう。
さてある日、けんしんこども園で会議です。大きな長机の移動を独りでしていると男の子が 何も言わず一緒に押してくれます。すると次から次に小さくて力強い手が増えていき沢山の園児達が一緒に押してくれます。 少々強引に引っ張ってくれるので「ゆっくりね、ゆっくりね」と一緒に運びます。
またある日、書類の提出期限に追われて一心不乱に机で仕事をしていると、
どこからともなく私の傍に女の子(後から男の子も)が現れます。
〇女の子 「何かお手伝いしたーい!」
女の子は曇りない眼で私を見つめます。そしてもう一度「何かお手伝いしたーい!」
〇みよし 「(;^_^ わかりました。ではここにハンコを押してもらえますか?」
(どうせなら本当に必要な箇所にハンコを押してもらおうではないか!)
〇女の子 「トントン(インクを付けて)、ポン!(押印!)
!!!!見事にななめに【けんしんこども園】のハンコが押されております(T_T;)
〇後ろの男の子 「ぼくもお手伝いしたーい!」「トントン、ポーン!」
〇みよし 「んなっ!(@_@;) 逆さっ・・」
2人はとても満足な(やりきった)顔で職員室を去っていきます。
不思議なものです。忙しくて少しの時間も惜しかったのに、お手伝いをしてもらった時間は、
私にとってとても大切で心が穏やかな時間になっていることに気付きます。
子ども達は、職員室の机に噛り付いている私にも「つながり」を求めて、
そして「つながり」を作ってくれるのです。
私は教育者ではありませんが、子どもと先生、保護者とこども園、子ども同士を結び付ける、 つなぐ人になれたらいいなと思います。それぞれの「つながり」から子ども達や保護者の方の気持ちを引き出して、 子ども達が楽しい園生活を送って貰えるようになれたらと思います。