「気持ち いろいろ」
早いもので、あと少しで一学期が終わりますね! 年少さんは初めての園生活、 4月は涙が出ていた子もニコニコ笑顔で挨拶をしてくれたり、友達と同じ場所を共有しながら楽しく遊んだり、 年中・年長さんは新しい環境に少しずつ慣れ、遊びや友達との関わりが広がり、 より一層賑やかになり、元気な子供達の声が聞こえる毎日です♪
7月は年長組ビッグイベントの「一泊保育」があります。一泊保育に向けてグループ決めを行った際の、 エピソードをお伝えしたいと思います。
年長組では、「グループ活動」を通じて、自分の思いを言葉にして相手に伝えたり、友達の思いを聞いたりする中で、 色々な思いに気付き、折り合いをつけながら協力して同じ目的に向かって活動を楽しんでいきます。
グループ決めをする中で、6人で集まりリーダー・サブリーダーを決め、グループの名前を考えます。 あるグループは女の子4人・男の子2人のグループになりました。 (当日1名お休みで男の子1名) このグループは女の子が話を進め、初めは「人魚グループ」にしようと盛り上がっていました。 そこでA君が「人魚グループは嫌だ」と言うと、次は「ピーチ姫グループ」の案が出ました。 すると、Aちゃんが、「ピーチ姫だけだと男の子が嫌かもしれないから、ピーチマリオグループはどう?」と提案してくれました。 するとBちゃんが「キノピオもいいな!」と言いました。グループのみんなが意見を出し合い、 「じゃあ、マリオパーティーグループにしよう!」と話がまとまりました。後から話を聞くと、 「男の子も女の子も、みんなが好きな物を選べるようにこのグループに決めたの」と教えてくれました。
グループの話し合いは今回が2回目で、初めての話合いでは、自分の思いを主張する子、話を聞いている子、 自分の意見が通らず涙を流す子など様々な姿がありました。遊びの中やグループ活動を重ね、 少しずつ自分の意見を発信したり、違う思いに対してどうしたら同じ思いに繋がるのかを考えたりしていけるようになってきた子供達。
今回のグループ活動では、女の子は男の子の気持ちを汲み取り、考え、そこから女の子男の子の類だけではなく、 グループの一人一人が好きな物を選び、楽しみがもてるグループ名を話合い、決めることが出来ました。 グループのみんなが納得し、「それいいね」と共感し、「みんなで考え決めた」心地良さを感じられたように思いました。
自分の気持ち相手の気持ち、みんなの気持ちが合わさった気持ち、気持ちも十人十色。 これからも色々な体験を通して、色々な気持ちに気付き、思いやりの心や気持ちが通じる嬉しさや心地良さを感じていけたらなと思っています。