「みらいの発明家」
9月に入り、まだ暑い日が続きますが、日が落ちるのが早くなったり 朝晩涼しくなってきたり少しずつ秋の訪れを感じます。
季節の変わり目には、台風が起こりますね。その時にあった子供達の 面白いエピソードをお伝えしたいと思います。
9月上旬、台風接近に伴い、強風が吹き、その拍子に沢山の葉っぱが けんしんこども園に飛ばされてきました。 Aちゃんが「台風で沢山の葉っぱが飛んできた~」と葉っぱを拾い始めました。 葉っぱを使って何かいいものがないか考えていると、「『たいふうでとんできたはっぱずかん』 を作るのはどう?」と素敵なアイデアが出ました。
葉っぱの見た目や、触り心地、匂いなど、自分なりに考えながら仲間分けをし、 葉っぱの特徴などを記録していきます。日に日に少しずつ仲間が増え、 「レジャーシートを持って園庭に行きたい!」「虫眼鏡でもっとよく見てみたいなど」 探究心をもって葉っぱについて調べてみようとする姿が見られてきました。
葉っぱを集め、観察していくうちに「なんで枯れたら茶色くなるのかな?」 「枯れ始める場所も違うのはなんでかな?」「ふさふさの葉っぱには小さいひげが生えている!!」…etc 沢山の疑問や発見がありました。
そして葉っぱ観察から、「はっぱのおもち・はっぱのおにく」ごっこに遊びは発展していきました。
(葉っぱに石を巻いて見立てた葉っぱ餅、木の枝に葉っぱを刺した葉っぱ肉)
普段当たり前のように身近にある自然「葉っぱ」。初めは集めることが楽しかった子供達ですが、 次第に「形」「触り心地」「匂い」の違いに気づき、違いの面白さに興味が変わっていきました。 そして「なんでだろう」と疑問をもち自分たちなりに考え伝え合ううちに、沢山の発見につながり、 学びや新しい遊びに発展していきました。子供達の発言やアイデアは本当に面白いですね。 自然は遊びの最大の材料です。自然に囲まれたけんしんこども園だからこそ、 自然を五感で感じ思いっきり遊びこんでいけるよう色々な活動を考えていきたいと、改めて感じました。
子供達は未来の発明家!
これからも沢山の素敵なアイデアが出てくるのが楽しみです。