みどりの窓から
「みどりの窓から」は、先生たちのつぶやきです。
「みどりの窓から」は
先生たちが毎日保育する中で、園児とのエピソードなどと共に
感じたこと・考えたこと・思っていること…など
交代で毎月の便りの「ひよっこ」に、載せているエッセイです。
こどもと先生のほっこりとした時間を垣間見てくださいね。
「みどりの窓から」は、先生たちの
つぶやきです。
「みどりの窓から」は、先生たちが毎日保育する中で、
園児とのエピソードなどと共に
感じたこと・考えたこと・思っていること…など
交代で毎月の便りの「ひよっこ」に、載せているエッセイです。
こどもと先生のほっこりとした時間を垣間見てくださいね。
「心の成長」
先日は、けんしんこども園創立50周年記念式典、こどもフェスティバルにご参加いただきありがとうございました。
生演奏やゲームコーナー、おいしい食事など5年に一度ならではの楽しい行事に、みんなが笑顔になっていたのがとても印象的でした。在園児はもちろん、卒園児の子どもたちも沢山来てくれて、けんしんこども園っていいな♪ 何年たっても心のふるさとになってくれたら嬉しいな♪と思いました。また、5年後も楽しみになりました。
さて、秋になりバッタやカマキリなど色んな虫が出てきてくれるようになりました。年中組の子どもたちは虫を探すのが大好きで、虫取り網と虫かごをも持って草むらを探し回っています。そんな中で、子どもたちの成長を感じるエピソードありましたので、ご紹介します。
ある日の事、虫かごに沢山のバッタが入っていました。私が「これは誰の虫かご?」と聞くと、「Aくんのだよ!」と教えてくれた子どもたち。「今日、Aくんお休みだよね?バッタさんこのままだと死んじゃうよね⁉」と私が言うと、考え始めた子どもたち。しばらくすると、「逃がしてあげようや!」とBくん。「ダメだよ!Aくんのなんじゃけ、勝手に逃がしたらAくんかわいそうじゃん!」とCくん。虫かごをみんなが取り囲み、頭を突き合わせて話し合いが始まりました。
話し合いの結果、虫かごのバッタはそのままにしておくことが決まりました。バッタの命を一番に考える子、友達の気持ちを一番に考える子。どちらもきっと間違ってはいないし、どちらが正解かもわからない。でも、子どもたちなりに考えて、出した結果。こんなに命の事を考えられる様になった事、友達の気持ちも考えられる様になった事が私はとても嬉しかったのです。
小さい命だけど、大切な命。捕まえるだけでなく、その後どうしたらいいのかをみんなで話し合いました。「逃がしてあげる!だってかわいそうじゃもん!」「餌をあげる。」「持って帰る!」など、これまで経験した事を思い浮かべながら考えてくれたのだと思います。
目には見えないけれど、いろいろな経験を通して少しずつ心も身体も大きく成長しているみんな。益々これからのみんなの成長が楽しみになりました。